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亀山(城山)
 (きのやま)
485.0m
                                                     

午前に歩いた大倉山

2006/3/3 に歩いた新龍アルプス 龍野の山
                     
参考地図  参考標高   起点(Mapion) 
日時   :2009/8/31(月)晴れ メンバー :単独 登山口 : 地図参照
歩行距離:約7.5km 所要時間:約3時間20分 往:約1時間30分 復:約1時間50分 

所要時間 :
大成池脇11:00 →新池(昼食)分岐C11:20〜11:35 →分岐D11:40 →(尾根道) →十字分岐11:50 →分岐E11:54 →水争いの遺称地11:54 →亀の池(分岐F)12:05 →分岐(縦走尾根)12:19 →展望所12:24 →亀山12:40 →築石(引返し)12:50 →(堀?脇道) →縦走尾根12:57 →分岐G12:15 →分岐E1330 →井関神社(引返し)13:33 →分岐E13:35 →十字分岐13:37 →(中垣内へ) →分岐H11:41 →(谷道) →新池14:02 →大成池脇14:33   


大倉山で落とし物したので予定を変えてキャンプ場まで車で移動した。池の北東端の堰堤まで車で行けたのだが先客の車が1台止まっていたので、大成池脇の広い場所に車を止めて11時に出発した。大成池から見る大倉山は山頂の殺伐とした頂からは想像できない良い形である。堰堤の奥からも道があるようだが近畿自然歩道を歩くことにした。堰堤から東北の山々が見えるがどの辺りか良く分からないが尖った山が気になる。・・・明神山かも??
          
大成池脇、朝見つけていた辺りに車を止める 大成池堰堤から北東の山、トンガリ山が気になる


            
堰堤の北端に戻り階段道を下って新池に向かう。堰堤に車を止めていた方からこの辺りはマムシとスズメバチがいるので注意して下さいと教えて貰った。少し記にしながら歩くと新池が木々の間から見え隠れして、20分ほどで新池の堰堤に着いた。ここの東側辺りから見る池の風情は良い、青空だったためか心が休まる思いだ。
          
大成池堰堤からから新池への道 新池の洪水吐辺りから(分岐C)辺り西を見る



洪水吐辺りに近畿遊歩道の標杭がある、案内は洪水吐に沿って下るようだがあまり良い道ではないので尾根に登る。尾根には道のしたに東屋があったが無視して尾根道を下る。相変わらずモトクロスバイクの轍がある。ピーク辺りに分岐Dが有り、寺床池経由?で市野保に下っているようだ。池巡りのはずだったが亀山の様子も見たかったので亀の池に向かった。十字分岐を過ぎ分岐E(井関神社への道)を過ぎると石垣で出来た道になり、水争いの遺称地の案内が建てられていた。(案内は最下記参照)
          
帰路の道は羊歯が多く湿っぽい 分岐Eを過ぎた辺りの人工用水路(右)



用水路の道を歩いていくと亀の池に着いた。池の洪水吐手前に分岐Fが有り、右には明瞭な道があり中垣内と書かれていた。亀岩も蛙岩も見ていたので、亀山まで近道があるかも(山頂から築石と書いた道に出ると思っていた)と歩くがGSPを見ると亀山から離れて行く、この道は諦めて引き返し、堰堤を歩いて分岐G(縦走尾根)に向かった。分岐Gには亀岩や蛙岩やトイレもある(新龍アルプス見て下さい)。3年ぶりの縦走路であるがこの縦走路もモトクロスバイクが走っているようだ。展望所は昔の東屋、台風で飛ばされたままだが丸太の基礎杭が朽ち果ててきていた。展望は昔と変わらない。12:40頃山頂に着いた。展望は悪くなっているようだ。直ぐ3年前見なかった築石を見に下る。
          
亀の池から亀山?を見る 3度目の亀の山山頂、展望は悪くなっているようだ



亀山の北側の展望所からの展望は爽快である、2006年1月、水布弥口登山口が分からず右往左往して、仕方なく馬立から歩いたお墓が昔と変わらず真下に見える。

亀山の直ぐ北の展望所      画像をクリックすると大きくなります


                      
築石!石垣を築く石と辞書にはあるが!、道はここから少し荒れてはいるがテープもあり下っても迷うことはないとは思ったが足のこと考え同じ道を引き返すことにした。分岐Eでは井関神社まで50mと書いてあったので寄ってみた。由緒ある古い神社らしいが、ここまでお参りに来る高齢者はあまりいないようだ。神社から道があるらしいが見つけらえなかった。
          
2つ築石が有り、ここから亀の池に下れるようだ 井関神社、神社から中垣内への道があるらしい



ヤブっぽい道は今日は足のに堪えるので引き返す、十字分岐から中垣内への途中から新池に行かれる道があるようなので植林帯嫌であったが下ってみることにした。途中でエンジン音が?と思ったらモトクロスバイクが登ってきた、写真を撮ってから注意しようとか!と思ったが暗い植林帯、写真撮ろうともたもたしてる間に横を抜けていった。ここは遊歩道と言うこと認識して貰いたいものだ。途中新池の分岐があったが明瞭な道だが羊歯が多い道である、引き返す元気もないので細い道を羊歯をかき分けながら歩いていく。
          
十字分岐から中垣内への道で出会ったモトクロスバイク 途中分岐Fから新池への道



粘土質の細い窪んだ道を羊歯をかき分け歩いていくと新池に近づいた辺りに大きな看板(森を守ろう運動)があった、こちらの道が昔の本来の道だったのかも知れない!看板の辺りの羊歯は緑あふれ、心を癒してくれると思う。ここから新池の洪水吐の横(もう道とは思えない)を歩き新池に戻ってきた。新池の堰堤で寝ころびたい心境だったが、曇り空になっていたので何時ゲリラ雨が降るか分からない。堰堤から今日初めて目にした花と的場山をバック写真を撮るり、とにかく沢沿いの道を大成池まで戻った。新池は大成池より心休まる所である。大事に保存して起きたいため池だと思う。
          
谷道を登り切った辺りの羊歯は感じが良い 新池堰堤から的場山を見る(奥右)



足の痛みと時間を考えて寺床池には行けなかったが、これらの池、昔は水争いが絶えなかったのだろうか?、亀の池からでさえ市野保へは流さないよう石垣を組み中垣内集落に水が流れるようにしているが市保野は揖保川の上流側、水の引き込みはし易かったのだろう。
亀山の西に城山城址がある。亀山の東に掘られた堀跡のような所は外堀?だったのだろうか築石の少し山頂側から見られる堀状の横を歩いていると水争いなど龍野の歴史の厳しさが伝わってくる気がした。
古墳もあるこの地、歴史を味わうのにも森林浴を味わうにもため池などがあり良い所である。モトクロスバイクが走り回らないようにして、龍野の貴重な保護地帯となるよう願いたい所である。



案内に書かれていた文章

水争い遺称地 (みずあらそいいしょうち)

「播磨風土記」には岩龍比古命と岩龍比賣命との兄弟の神の水争いが記されています。この話は、中垣内川上流の村と越部村の人々の間で起こった水争いの様子をたとえたものです。亀の池から流れ出た水は2つの谷へと分かれますが、その勾配の違いから越部の村へ多く流れるため、中垣地川上流の村人がそれを堰き止めました。このことが水争いの発端となりました。この石積みが、人為的に水の流れを変えた当時の遺称地です。