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三国平-長義山-ダルガ峰
 (みくにたいら)(ながぎやま)(だるがなる)
1127m     1105.6m   1163m
                          
ダルガ峰は2度目(2004.7) 3山(座)共:宍粟50山 
                    
- 参考地図 参考標高 起点(Mapion)
日時   :2010.04.25(日)快晴 メンバー :単独
歩行距離:17.2Km 所要時間:約6時間50分 登り:   下り:  

所要時間 :
峰越峠P8:19 →登山口822→分岐A900 →分岐B(江浪峠)9:03 →モニュメント(散策)9:06 →分岐B9:18 →三国平(散策)9:24 →分岐B9:37 →分岐A9:42 →林道横断10:05 →林道終点出合10:26 →若杉峠10:37 →東屋10:45  →若杉峠10:56 →(散策) →若杉原生林入口11:40 →(車道) →峰越峠(東屋で昼食)12:37〜12:54 →(車道) →長義山登山口12:58 →長義山1317 →林道出合13:55 →(林道) →十字分岐(ダルガ峰登山口)14:19 →分岐(千種スキー場と)14:32 →ダルガ峰14:37 →分岐(千種スキー場へ)14:42 →リフト小屋14:52 →(ゲレンデ「西川下る」) →R72 →峰越峠P15:36


何を急ぐか、宍粟の山歩き!、今日も一日で2山(座)歩ける山を見つけ、歩いてきた。休日は歩かないようにしているのだが三国平は今頃歩いても趣もない山だろうと思って休日だが6時前に出かけた。休日は各バイパスとも空いている、久しぶりの千種、道を間違え西粟倉側から登山口(峰越峠)に行った。空いていたためか思った以上に早く着いた。予定は三国平−長義山であるが、その時によっては若杉峠も見ておきたかった。一台も車のないR72道路脇広場に車を止め、準備をして8:19出発する。旧道脇の東屋を過ぎるとにぎやかな三国平登山口と直ぐ近くに侘びしい天児屋源流登山口の案内がある。天児屋源流と書かれた道は見た限り歩きたくない荒れた道のようである。方や三国平登山口からも天児屋川源流に行ける。大きく源流探訪ツアーコースの案内があるのには少々呆れる。
           
峰越峠の県道72脇の駐車場 峠の旧道に入り東屋の直ぐ先にある登山口


源流探訪ツアーコースと書かれた遊歩道状の道をのんびり歩く、ブナかナラかコナラかまだ目吹のない木々の下を歩く。葉のない木々も真っ青な青空の下なら清々しい。沖ノ山林道が開通していなかった時代から気になっていた江浪峠、分岐Aからすぐの所にあったが(分岐B)、着いてみたら期待はずれの峠だった。地図にある波線は確認できなかった! 諦めて源流碑まで行く。源流碑から南に道があるが峰越峠からの道だろう!、源流碑が建てられた所から更に水は流れてきていたので小さな沢に潜り込むが数メートル先までぐらいしか進めない!天児屋川の源流を見た気がしないまま引き返して三国平に向かった。
           
新芽も出ていないブナ?コナラ?の道 天児屋川源流モニュメント


分岐Bから直ぐ三国平に着いたが何もない!三国平と言うだけに山頂感はない!天児屋方面を覗き込むが笹林でこの境界尾根を歩くのは相当な覚悟がいりそうだ。歩いている人は冬、雪が積もった笹の上を歩いているらしい!北側の木の間から僅かに東山(鳥取県)が見える、この山も登山道はなく笹に覆われているらしい。
  
まだマスクしているるゆったりさんである 山頂北側の木々の間から見える東山 三角点から空を見る


三国平の見所はブナの原生林らしい!空を見上げても青空と目吹すらしていないブナ?の枝が見えるだけだ。青空を覆う葉のない木々も見方によっては趣はある。まだ9時半前だし高低差も少ない尾根道だったので若杉峠まで歩くことにした。相変わらず真っ青な空が広がる。ここからは東側が伐採されているため展望は良い。     (下記展墓所は地図の大展望と書かれた所から)

東山、氷ノ山、くらます、天児屋山、三室山が一望できる大展望所    画像をクリックすると大きくなります 


良い所だ!思い出深いくらますが目の前に、簡単に歩かれそうなのだが2度目の挑戦で登れた山である、もう登山道出来ているかな?(思いで深い山である)しばらく道を下っていくと 「吉川山林道」 に出てきた。林道完成時の記念碑が不心得な人によって 「川」 と言う文字が削り取られていた、山を歩く人は物を大切にする人と思いたいのだが・・・・ 林道を横切り、P1124辺りで一本杉が青空にそそり立っている、展望も良い所だ!休憩するには良い所である。そこからしばらくほとんど展望のない道下っていくとまた廃小屋がある林道に出た。吉川山林道の支線のようである。
         
吉川山林道起点記念碑 吉川山林道支線の終点地


林道から下っていくと正面にまだ植えたばかりの植林帯のピークに東屋が見えた。東屋が見えた辺りから直ぐ祠の祭られた十字分岐(若杉峠)に着いた。ここも写真で見た感じと違った感じである。季節がそうさせているのかも! 十字分岐には右は若桜町吉川、左は西粟倉村、真っ直ぐは丸太階段道で芦津(5.8km)と書かれた案内がある。十字分岐からの道は全て明瞭な道である。先ずは東屋に行ってみる。展望の良い所であるが若杉が大きくなれば展望は先ほどの大展望地帯と同じように見られなくなるだろう。
           
若杉峠手前から見る東屋 4方向とも明瞭な若杉峠


東屋からの展望も先ほどの大展望からと同じようである。東屋の横に案内がある、若杉自然研究路があるが時間は10時半過ぎである、芦津の道等が気になったが、長義山は絶対行かねば!迷ったあげく若杉峠に下り末、原生林入口に下ることにした。若杉峠で初めて人と出会った。また野鳥を撮りに来た人や鳥を見に来た老夫婦とも出会った。野鳥はまだ葉のない今頃が良いようだ。鶯や名も知らぬ鳥の声がするので空を見上げるが 「声はすれど姿は見えず」 である。沢の写真を撮りながらゆっくり石畳の中国自然歩道を下るり11:40 原生林入口に下ってきた。これから延々と車道を歩くことになる。

石畳の若杉原生林遊歩道


出来るだけ車脇の土の所を歩く、途中吉川山林道入口を覗き込むが車が入られないようにしてほしいものである。中国自然歩道(車道)を下っていくと、朝車で来た道と出合から坂のきつい車道を峰越峠に向かう。12時40分頃やっと峰越峠の東屋に戻ってきた。10分程度休憩(昼食)してまた車道を歩いて長義山登山口に向かった、登山口辺りは伐採地帯、展望の良いフェンスの横を歩いて13:20長義山に着いたが薄暗く展望もない。(北側からは展望はあるらしい)フェンス辺りの伐採地からは展望があるが伐採された山々見ても何の感動もなかった。
          
周りのほとんど伐採された長義山登山口 薄暗い長義山、ついにマスクをはずす


ここで引き返す予定であったが昔、ダルガ峰から長義山道が分からず、断念したしていた。地図は持ってなかったが案内を頼りに行ける所まで行くことにした。が、長義山からの道は思いもよらぬ激斜面にでる、足腰も少し堪えているのでジグザグに下る。下ったらまたP1035への急登が待ち受けていた、必死でジグザクに歩く、上り終えたら雰囲気の良い道である。ゆっくり歩いていくと左手にスキー場が見える、やがて林道と出会い、「千種スキー場」 と小さな案内があった。(帰路はここから下れる安心感が起きる)
           
長義山から激下りの道 P1035過ぎてからスキー場脇の爽快な道


林道は真っ直ぐほぼ南に延々と続いているが右側は伐採され間伐枝は積み上げられ、荒れ果てた高原の感じだ!このまま真っ直ぐ行けば昔ダルガ峰から下ってきた林道だろうと、黙々と歩く、2004年に十字分岐から見た林道とは伐採されているため様変わりしている。このような道は精神的にも疲れる。伐採地帯から沖ノ山や東山見ても爽快な気分にはなられない!もう引き返そうと思宇野だが足はひたすら林道を南に歩く。
          
直線的な伐採林道(ダルガ峰林道に繋がる) 荒れ果てた高原からの風景も癒されることはない


14:20、2004年と様変わりした十字分岐に着いた。真っ直ぐは大海里谷、来た道は竜王神ノ池、左(東)ダルガ峰、右(西)大茅スキー場と昔のままの案内である。2004年の時はここで長義山への道が分からず、大茅スキー場側に歩き途中からヤブコギしてダルガ峰林道に下ったのである。山歩きし始めた頃なので怖い物知らずで歩いていたのだ!
朝から6時間ほとんど歩き詰め、ダルガ峰までの距離が分からない!駒の尾山までの距離は書いてある!激斜面と味気ない林道歩きで参っていたらしく、ダルガ峰への道に入って蹴躓いた瞬間こ むら返り を起こした。5分ほど処置・休憩して少し歩けるようになった。引き返そうと思ったらダルガ峰まで100mの案内があった。14:40、2004年当時と比べ荒れ果てたダルガ峰(標杭があるからわかる)に着いた。帰路は十字分岐からダルガ峰に来る途中遊歩道のような千種スキー場の道を見ていたのでそこからから平坦な道を歩いて千種スキー場に向かった。
          
荒れ果てたダルガ峰、宍粟50山が泣く山だ! 植林帯だが林道より遙かに気分の良い道である


しばらく歩いていくとスキー場の最高部(リフト降り場)に出てきた。足をかばうためゲレンデの左コースを下ることにした。このゲレンデも急斜面である!幸い足も痛むことなく県道72に下ってこれた。県道から振り向くとさほどきつい斜面とは思われないリフトの最上部が見える。ここから峰越峠まで急な道である。最後の力振り絞る思いで15:36に峠脇の車まで戻ってこられた。
          
千種スキー場最高部のリフト降り場 県道72から見るリフト最高部、左から下ってきた画面上では右


三国平、若杉峠等はやはり若葉萌ゆる時期か葉が色ずく頃が歩くには一番爽快な時期だろう

今回の山歩き、ダルガ峰、一度歩いているし、両側は舗装された県道とダルガ峰林道があるので全く心配はなかったが、山で体調を崩した場合、単独で歩いていると恐ろしいものがある、今回は現地で塗り薬とマッサージ等で痛みも和らぎ普通に歩かれたが・・・以前明神山で熱中症にかかった時の苦しさを思い出さされた。
長距離運転して長時間歩く場合、一人歩きは避けた方がいい気がする。日頃からウォーキング等を行い体力をつけておくことも必要である。それと薬(鎮痛剤、胃薬、捻挫等の塗り薬)やテーピングは最低限必要である。

出来れば無理せず楽しい山歩きをしたらいいのだが・・・・・・・






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