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赤谷山
 (あかたにやま)
1216.4m
                          
兵庫100山、  宍粟50山
                    
- 参考地図 参考標高 起点(Mapion)
日時   :2010.05.13(木)曇り メンバー :単独 下山地点(Mapion)
歩行距離:12.1km 所要時間:約4時間10分 登り:   下り:  

所要時間 :
戸倉峠(隧道前)P8:26 →登山口8:46 →展望地8:48 →登山口8:53 →ピーク1143 9:37 →赤谷山10:04〜10:13 →境界尾根分岐10:18 →通信建屋11:24 →ゲレンデ最高部11:26 →車道11:50 →R29 11:53 →大森神社12:00 →(国道) →旧国道12:57 →戸倉峠(隧道前)P13:14


今回も一日歩い山(座)歩いたことになる赤谷山(宍粟50山と兵庫100山)を歩いてきた。2000年頃は笹藪の山頂で展望もない山、、マニアだけが歩いていた山だったようである。登山道も整備されているようだが、体調も考え戸倉峠から山頂まで往復する予定で、GPSにポイント入力して6時前に家を出る。平日であったが朝が早いせいかバイパス、R29は思ったより空いていた。音水湖を辺りから霧雨が降り出す。天気予報では曇り時々晴れである。とにかく戸倉峠まで行くことにした。8時半前に廃隧道に着いた、横の林道を峠まで行こうと思ったら直ぐに 「関係者以外立入禁止」 のゲートが設けられていた。仕方なく廃隧道まで引き返し、雨具を着るほどでもなかったが気温が低い(6℃)ので先日歩いた行者山より2枚余分に着込んで8:26出発する。登山口は直ぐと思ったが20分かかった。宍粟50山登山口の案内を横目に見て峠超えた辺りからの展望を見に行く。
          
盛土されていた廃隧道手前に駐車する 峠の直ぐ西の展望地


西の方はガスがかかっている、予報を信じて直ぐ引き返し8:53登山口から山頂に向かう。登山口からいきなり急登である、しかも濡れているので歩きずらい!急登を過ぎると右が植林帯、左はナラ?林の歩きやすい道となるが黒土のじゅくじゅく道もあり、歩きづらい!おまけに南に向かう尾根では風まで吹き付けてくる。寒さとじゅくじゅくな道、爽快さなどない!やがて左側に大きなブナの木が見えだすが暗い空の下では目吹いたブナの葉もさえない色である!道は思ったより急であった。ぬかる道では道をはずして歩き、急登になった斜面を滑るので小刻みにジグザクに歩いていくと9:37ピーク1143に着いた。大きなブナの木がご神木のように聳えていた。
          
じゅくじゅくの歩きにくい道も多々ある P1143の守り神か大きなブナの木がある


ピークまでと同じような道を寒さをこらえて黙々と歩く、汗をかいているので、なお寒い!霧雨も止んだが風がきつく体感温度は零度?に近く感じる。ただひたすら思っっていたより急斜面な斜面を歩いていく、10:04急斜面を上りきっったら赤谷山山頂の標杭が目に入った。広い良い展望であるが薄暗く氷ノ山の頭はガスがかかっていた。西からガスが吹き飛んでくる。急いでとにかく展望写真を撮る。
                                      

ガスが出始めたので山頂について直ぐ写した展望写真、左奥にはまだ氷ノ山が少し見えていたのだが西からガスが・・・
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ガスが濃くなってきたスキー場への道(中央) 東の展望もあっという間にガスがかかってきた


記念写真を撮ったときは後ろに見えるはずの氷ノ山はもうガスの中であった!ここからGPSにポイントは入力していない!初めての山なので引き返そうと思ったが時間も早いので、笹藪がどのような状態か尾根分岐まで様子を見に行って引き返そうと決めた。歩きにくい刈り取られた笹、両側は背丈以上の笹藪だ!下り始めたらガスは消えていく! 下山道の全容も見える、刈り取られて名かったらとても歩かれる所ではないなーと思いながら境界尾根まで下ってきた。
           
ガスで背景の氷ノ山は見えなかった ガスが晴れたスキー所への道


5分ほどで境界尾根分岐点に着いた。道は境界線側の方が広く笹が刈られている。分岐地に半分になったプレートとテープが下山道は左だぞ!と示している。助かる案内である。予定変更!スキー場側に下山することにした。分岐から急登な斜面を下るとゆったりした尾根道になり、ブナ林になる。ガスもすっかり晴れ僅かだが青空も見えだした。道は明瞭だしブナ林、一気に気分が良くなる。ブナの木の間から僅かだが氷ノ山の なだらかな山 が見える、氷ノ山のブナはまだだ目吹していないようだ。
          
境界尾根との分岐、中央左を下る ブナ林に入った辺りから見えた氷ノ山(望遠)


ここから先は陽も時々差してブナの新緑が身震いするほど目にしみる。もう不愉快だった朝のこと、鈴を振りながら熊を意識したことなど全く忘れ写真を撮りまくりながら尾根を下る、(明瞭な尾根だが磁石で方向だけは確認しながら歩いた写真に夢中になると尾根を間違うことがあるからだ)ブナの素晴らしさは写真では得られない!歩いた者だけが味わえる。
          
素晴らしいブナの新緑 素晴らしいブナの新緑


ブナからナラ?も混じった辺りを下っていくと通信建屋に出てきた。今頃になって青空が広がってきた。ここで初めてチョコレートを口にする。水分もほとんど取らず歩き通してしまった。寒くとも水分は必要なのだが・・・・・
          
通信塔少し手前あたりの尾根道 通信建屋横からの展望
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テープに従って左に進むと11:36スキー場の最高部に出てきた。。スキー場の最上部からの展望も素晴らしい!陽も今頃差してきた。ゲレンデでは登山道は分からない!千草スキー場同様ゲレンデを適当に下るがこちらの方が斜面がきつい、小刻みにジグザクに歩いて12時前に車道に下り、11:56国道29号線にでた。朝走った道であるが全く記憶にない風景だ!方向感覚がどうも掴めない!左に少し歩くと戸倉峠まで4kmの標識を見て方向は分かるが頭の中の方向感覚は混乱している!山でも磁石で南に下っているのは分かるのだが頭の中は西に歩いているとの思いこみが抜けない!これから車道を延々4kmも歩くのかと思うと疲れがどっと出る。国道を歩き始めて直ぐ右手に神社(大森神社)が目についたのでお参りして国道を歩いて戸倉峠に向かう。
          
ゲレンデからリフト券」売り場を見る 国道から見る山もまだ桜が咲きまばゆい


国道の両側そびえ立つ山々の新緑は最高だ!引原川も青く澄、透明だ!写真を撮りに川に降りるとゴミだらけである。ドライバーのマナーの悪さで疲れがどっと出る。不愉快さより怒りを覚える。小川の写真撮る気がせず川のふち50m程度歩いて車道に戻り、黙々と戸倉峠に向かった。12:57旧国道に入り13:14に駐車地点に戻ってきた。着替えてから隧道を見に出かけた。隧道は途中で曲がっているのか700m先の明かりは見えなかった。
          
山桜には見えない!ソメイヨシノだろうか? 何度か走ったことのある廃隧道(旧戸倉トンネル)


今日は良く歩いたが素晴らしいブナ林のおかげで癒された一日であった、が一部のドライバーの不心得者の為、川が(海も)汚れていくのは虚しい!何故美しき自然の川や山にゴミを放すのだろうか・・・・・・

戸倉峠隧道について
 長さは742m(新戸倉トンネル:1730m)
 1954年に竣工されて1995年、新戸倉トンネルが出来るまで僅か40年間活躍しただけのトンネルである。 




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