達磨岩 不二の滝頭上の登山道に咲くミツバツツジ
一ツ岩より眼前に迫る新緑とつつじが満開の岩山(P424)
一ッ岩(下山道は岩の右から)
五台山山頂展望デッキから南東方向の展望(左端から小野寺、鷹取、愛宕、五台、城山が一望)
五台山山頂(五台山文殊菩薩)
小野寺山頂からの展望(北西側が一部見えない)
丸太で作られた急斜面の階段道 小野寺山北東側から南西方向見る
左から2つ目の山頂に社が見える愛宕山、その直ぐ左が五大山、更に尾根裾に城山が見える
鷹取山山頂(山頂南西側から見る)
迷った尾根(上)から美和坂古道に出た所

観光地以上に案内のある美和峠(市島町側から)

県道283沿いの香良から鷹取山、五台山を望む(鷹取山北稜線の傾斜がよく分かる)



山歩きのきっかけとなった五台山、同じ山にはあまり登らないが気になっていた鷹取山−五大山、縦走が出来るようなので道を調べてみた。五大山から安養寺に下る道で藪漕ぎを強いられたと2組も記録にある、小心者としては考えさせられる従走路である。再度探すと岩滝寺−美和峠−鷹取山−五台山−岩滝寺を周回する道があるようなので歩いてみることにした、8時前に家を出て県道175廻りで氷上に入り10時頃岩滝寺駐車場に着いた。
3年ぶりの岩滝寺である、新しいトイレも出来、観光化が進んでいるようだ。駐車場道路脇に賑やかな案内がある。(五台山頂ここより2700m がんばりましょう!等々)準備をして10:10出発する、美和峠への登山口が分からない、岩滝寺の奥(東)の墓横から道があるが何の標識もないので引き返し独姑の滝に向かう、石畳みの道に鹿除けのフェンスが張られていた、扉を開けて入る、最近設置したらしくペンキのにおいがする。滝を横目に見ながら浅山不動尊への急な階段を登る、登り切ると五台山に向かう道から右側の沢のような谷筋に“美和峠”、“美和坂古道  県道 絹山−市島線” と案内がある、3年前には無かった標識である、浅山不動尊にお参りして石だらけの沢のような道を美和峠に向かった。
所要時間
駐車場10:10 →登山口(浅山不動尊東側)10:30 →美和峠11:20 →鷹取山11:42〜12:30 →小野寺山13:07 →尾根分岐13:15 →五台山13:22〜13:46 →尾根分岐13:50 →一ツ岩14:11 →不二の滝14:36 →登山口(浅山不動尊東側)15:04 →駐車場15:20 
県道と書かれているので安心して登って行く、ガレ場を過ぎた辺りから荒れた道となり木をかき分登ると荒れた尾根(踏み跡あり)にでた、道を間違えたかな!と思ったが荒れた尾根道にミツバツツジ多く咲いていたので写真を撮りながら尾根を少し下り元の道に引き返そうとしたが尾根に飛び出した場所が分からなくなった。ナビも岩滝寺から受信不良で確認できない、思い切って尾根を登ると直ぐしっかりした道に出た。この尾根には入らないように木が並べられていた。“ちょっとの油断が大事になる”の見本のようだと言い聞かせその後は道を確認しながら歩く、それから後は迷うことのない快適な道であった。植林帯を登って行くと先が明るくなり間もなく観光地以上の案内のある美和峠に着いた。大きな金属(まだ新しい)の町の表示が県道であることを改めて感じさせられた。
真っ直ぐ下ると市島町に下るようだ、五大山方面の道を少し歩いてから鷹取山に向かった。緩やかな尾根道から急な階段道を経て岩場をよじ登るとかなり広い鷹取山に11:42に着いた、植林帯の北側一部除いて雑木林が伐採され開放的な山頂である。が何か最高だ!と言う気分になれない? 何はともあれ昼食とする、今回は水をひっくり返さないよう注意をして定番の定食を戴いた。ゆっくりと展望を楽しみ12:30小野寺山に向かった。
登ってきたところよりきつそうな激下り、丸太で作られた階段があるので腐りかけたロープは使うことなく下れた。100m近く急降下して展望のない植林帯の道を黙々と登って行く、植林帯から抜け短い急な道を登り終えると小野寺山頂に着いた、3年前と全く違った山頂となっていた。3年前の大きな案内板は倒れ真新しい標識が立ち山名標高も書かれている、360度の鳥瞰図も設置されたようだ。展望は良いのだが何かしっくり来なかった(高取山と同じ気分)、原因は山頂が伐採された廻りが荒れた風景になった為かも知れない。3年前木々の間から展望を覗き込んだことや雑木林に消えていた尾根道を覗き込んだことが思い出された。
写真だけ撮って13:10五台山に向かった、山頂から直ぐの所に自然のシャクヤクが群生している所がある、咲いていることを期待したがまだ蕾の状態であった。5分ほどで岩滝寺から五台山に登ってくる分岐(鞍部)に着いた、ここから広い尾根道を登って行くと五台山文殊菩薩像が変わらない姿(当たり前か)で出迎えてくれた、よく見ると新しい賽銭箱が設けられていた登山者が多いのか?展望デッキでぼんやりと展望を眺めていたら直ぐ横の木からウグイスが鳴き出した、下手な口笛で鳴き比べを10分ぐらいしたが下手な鳴き声に飽きたのかどこかに行ってしまった。30分近く展望やウグイスの鳴き声を楽しんで13:46山頂を後にした。
一ツ岩から水の流れる沢に出てきたので顔を洗ってすっきりし、立ち上がる時変な恰好になったのか右足を痛める、少し休んでからステッキを頼りにカニのように横歩きでゆっくり下る、少し下ると巨岩に囲まれた谷筋である、更に下っていくと見覚えのある巨岩がそびえていた、“達磨岩”とプレートが立てられていた、そこから少し下ると沢の合流点から明瞭な道があったので100mほど様子を見行った、しっかりした道が植林帯の中に続いていた、どこに繋がっているのか??
14:53不二の滝への分岐に付いたが足と相談して(近いので行っては!と言っている)と勝手に決めて行ってみることにした丸太橋等で整備はされているが最後の滝壺に降りるところは難所である(最後の丸太橋手前から沢に降りた方が良い)水は多少あるが見栄えのしない滝である。記念にと数枚撮って浅山不動尊にお参りをして15:20無事に駐車場に戻ってきた。今日も(いろいろな事があったが)楽しい山歩きをさせて貰った。

小野寺山:645m(現地表示値)

少し記憶にある植林帯の道を下っていく、南側が急斜面である、転んだら50mや100mは転がり落ちるかも、注意して下っていく、3年前は全く気が付かなかったイリズミ谷(歩くにはためらう道である)に向かう分岐(小峠)に着いた。さらに下っていくと何の取り柄もない一ッ岩(3年前、表示はなかった?)に下ってきた、ここから木で通行止めにしている道を北東に下っていくと50mほどで沢に出るがその辺りから踏跡は分からなくなる、一ツ岩に引き返す。木々の間から見えるP424の岩山に咲くつつじが気になり岩の上に登ってみた、岩に登ったら目の前に新緑とミツバツツジと岩山に圧倒された。この岩山の頂きに登った人が居るのだろうなー等と考えながら一ツ岩を後にした。
達磨(ダルマ):菩提達磨の略、中国禅宗の始祖。インド バラモンの出身と伝え、六世紀初めの中国に渡り、各地で禅を教えた。嵩山の少林寺で面壁九年の座禅を行ったという。達磨大師。円覚大師。生没年未詳・・・・・・Yahoo国語辞典より

追記:1999年3月時点の記録を見ると浅山不動尊横から五台山と美和峠に向かう分岐に美和坂古道の標識及び美和峠の町名板もあったようです。

年度別登山リスト

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★日時
★登山口
★同伴者
★参照地図
2006.04.28(金)晴れ
丹波市氷上町香良(岩滝寺P)
単独
国土地理院【黒井(北東)】
a 走行距離 所要時間
往路 約 km 約 時間 分
復路 約 km 約 時間 分
参考地図
参考標高
起点(Mapion)

五台山:ふるさと兵庫50山

五台山:兵庫100山

鷹取山−五台山
(たかとりやま)   (ごだいさん)
566.4m   654.6m
無料駐車場(ここから奥の駐車場は有料)

浅山不動尊左(東)から美和峠への入口

法宝寺の駐車場

登山口からすぐの八幡神社