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炭化木−矢岳(断念)
(たんかぼく−やだけ)
      988.8m

                                                     
炭化木−龍王山−矢岳周回2015/11/3歩行地図参照 矢岳:宮崎100名山
                     
参考地図  参考標高   起点(Mapion) 
日時   :2017/11/10(金)晴れ メンバー :単独 登山口 : 地図参照
歩行距離:約7.2km 所要時間:約3時間50分 登り:約時間分 下り:約時間分  散策

所要時間 :
=登山口10:23 →谷越えコース分岐(A)10:40 →何面コース分岐(B)11:17 →炭化木方面分岐(C)11:55 →2つ目の沢(引き返し)12:26 →昼食12:38〜1256 →分岐C13:18 →分岐B13:51 →分岐A14:17 →旧登山口14:26 →(林道) →P14:35    


小松山坂元コース)を歩く予定だったが、紅葉のシーズン、小松山には紅葉はほとんどないから、前日の晩に急遽矢岳辺りの紅葉を見よう!と山を変更して出かけた。今回も登山口を間違え!(ナビの緯度経度入力地点精度がかなり悪いため)、気がついて矢岳登山口に約30分遅れで着いた。車から真っ先に目についたのは「矢岳・龍王山方面の入山を禁止します」だった。高原町の設置した看板だ。入山規制範囲が3kmから2kmに縮小されていたので来たが、この看板見れば考える。電話番が書かれていなかったので、役場から入山できる!と了解を確認するまでまた30分ぐらい時間をロスにした。10時半頃登り始めた。私の足ではかなり厳しい時間だった(6時間以上はかかる)。目的は紅葉と台風21・22号で荒れたかもしれない炭化木の土砂が流れて新たな炭化木が見られるかも!という思いからである。
   
 登山口にあった「矢岳・龍王山方面の入山を禁止します」看板 林道脇からの旧登山口??



10時30分頃、2年前と変わらぬ登山道を歩き始める!20分ほど歩いて文字の見えない案内のところで、谷越えコースを歩いてもいいか!と登谷越えコースを探すがわからなかった。(帰路確認したら谷越えコース国土地理院地図の波線ではなく、50mほど登山口側だった。)まあいいか!炭化木と紅葉を見るのが目的だから!と先に進んだ。広い南面コースとの分岐についてもそのまま炭化木にむかった。
   
ここが昔の谷越えコースとの分岐?(50mほと手前:東))  南面コートとの分岐




まだ記憶に残る道を歩く、炭化木との分岐200m手前辺りから新燃岳が見え始めた。降灰が少し白っぽく感じた。えびの高原で不動池か六角観音池の紅葉を
見て韓国岳から新燃岳の河口を見るのもよかったかなーと思いながら歩く。
   
気持ちのいい高千穂峰北谷道 炭化木との分岐手前200m辺りから新燃岳を見る



道は雨のため避けたのか、新しくできた道も所々にある。迷うことはないが、水が登山道を流れないようにして同じ道を歩くようにした方がいいのだが・・・・
   
どちらを歩いてもすぐ合流する 炭化木との分岐直前の道の様子



12時前に炭化木との分岐に着いた!炭化木から龍王山経由矢岳は時間的にきついかなー!と考えていた時、高千穂河原から軽装備で下ってきた人がいた。噴火後の植物を調査しているとか!高千穂河原方面の紅葉はほとんど見られな状態だったらしい!炭化木から龍王山−矢岳に行くと言ったら「風下方向だから注意してください!話してから分かれた。
           
炭化木の道に入ってすぐ見えた新燃岳 炭化木方面の道(分岐側の様子)


                      
分岐Cからすぐ水のない沢(川)に出る。川を渡ってほぼ平坦な道を歩く。
   
分岐Cからすぐの沢(川) 炭化木への道の様子



噴火の降灰で白く見えた新燃岳、この日は風下だったが硫黄(注1:二酸化硫黄・・・最下段にに注記説明あり)の臭いはなかった。右斜め前に龍王山が見える。この辺りで股関節に違和感を感じ出した。
   
2年前より白く見えた新燃岳 秋の色をした龍王山



山歩きで骨盤が痛くなったのは初めてである!行くな!と言うことかな!と考えながらゆっくりと歩く。12時半前に2つ目の沢(川)に着いた。
   
分岐からすぐの1つ目の沢 炭化木間近な2つ目の沢と龍王山



水が流れていた沢を見渡しながら行くか引き返すか迷った。股関節の痛みはたいしたことはないが、一度歩いた道!であり、この先は炭化木辺りまで新燃岳2kmの立ち入り禁止区間になる。規則は規則だ等といろいろ考えてた末引き返した。
噴火したら1.9mであっても2.1qであっても状況は大きくは変わらなにのだが、守らないより守るほうがいい。・・・・(多分痛みがなければ行っていただろう?)
   
水が流れていた分岐から2つ目の沢 帰路はまた違った紅葉がある



下りは痛みがきつい!平坦に近い道だが下りは下り、気をつけてゆっくり歩いた。それでも谷越えコース様子を見に行くのだから我ながら呆れる。
登山口が近いところだが少しでも歩きやすい林道側の旧登山口?に降り、14時半過ぎに無事戻ってきた。山頂には行かれなかったが目的は紅葉だったから悔やむこともなく、皇子原公園近くの温泉にゆっくり浸かって帰宅した。
   
行くとき気がつかなかった谷越えコースとの分岐 分岐からすぐの谷越えコースの様子



ぶらぶら歩いて見た紅葉の写真
   

   

   

   

   

   


炭化木への分岐手前辺りから、名も知らない木の葉っぱが枯れていたが気のもしなかった。炭化木との分岐で出会った植物調査される方が高千穂河原方面の紅葉は二酸化硫黄ガスで、葉は色失せて見られる紅葉はない!と聞いた。この木の名前わからないが葉が枯れていた木と影響のなかった木。
   
葉が丸まってはがれ下状態の木 ガスの影響のなかった東側の木




登山は慣れている道でも注意して歩くことが大事であることを知った山歩きであった。(谷越えコースの案内を見落としたこと)
何回となく歩いている道だから!と軽い気持ちで歩くと死を招くこともある!


兵庫県の山歩きで写した紅葉、宮崎県北の山を歩けば見られるのだろうが、県南部野山を歩いて、まだこのような紅葉に出会ったことはない。
   
青倉山登山口にて 日ノ原山から音水湖に下る途中にて
2枚とも画像をクリックすると大きくなります(サイズ:1500X1000)



注)1
許容濃度は2ppmです。
 5?10ppm    鼻や喉に刺激があり咳が出ます
  20 ppm    眼に刺激を感じ咳がひどくなります
 30?40ppm   呼吸が困難になります 
 50?100ppm  短時間(30分?1時間)耐えうる限界です
 400?500ppm 短時間で生命が危険です