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西谷公園〜西尾根周回
(さいだいじこうえん)
三角点茅野? 481.4m
                          
公園遊歩道案内図 消費カロリー :約1,600kcal
                    
- 参考地図 参考標高 起点(Mapion)
日時   :2008.06.27(金)曇り メンバー :単独
歩行距離:約8.7Km 所要時間:約5時間14分 登り:時間  下り:時間分   周回 

所要時間 :
西谷公園P9:04 →(林道) →尾根取付9:19 →尾根合流9:55 →三角点茅野?10:10 →三市町分岐峰10:33→P469 10:51 →P529 11:14 →ピーク11:18 →P456 11:38 →ピーク11:42 →遊歩道(東屋)久学寺への分岐有り12:08〜12:43 →(尾根遊歩道) →分岐(政鍛冶)12:48 →尾根最高峰(440)13:05 →東屋(展望所)13:15→周回道合流13:48 →周回道谷筋引返し14:00 →西谷公園P14:28       


体調考えて西谷公園の遊歩道を散歩するつもりで家を出た。9時前に西谷公園に着く。キャンプ場があるので駐車場所も広い、トイレも水洗で雰囲気の良い公園だ。公園に入る道路から先ず岩の上に建つ東屋(やぐら)が何とも表現できない雰囲気であった。準備をして先ずは北西に延びる林道散策に出かけた2つ目の分岐を右側に少し歩く、早速大きなシマヘビと出会う、悠々たるものである、睨んだまま動こうとはしない、身体を温めているのだろう。大回りして先に進む。
        
西谷公園駐車場 右奥の林道の様子


すこし歩くと林道か沢か分からない倒木地帯の沢に出た。辺りを見回して歩き易そうな右の植林帯に分け入る。いつもの悪い癖だ! 一寸様子を見にと歩き易い植林帯を歩き始め大岩辺りで尾根によじ登る。(左下写真:林道終点?の手前から右(東)の山裾を歩いたと思うのだが・・・・引き返すつもりだったので詳細記載していなかった。
        
右上写真?の林道終点 大岩の奥から右斜面を歩く


急登ではあるが雑木がないので意外と歩き易い。ジグザクに歩いていくと雑木地帯が見えてきた。密集しているように見えたので雑木林辺りで引き返そうとそこまで歩いていくと、雑木林の尾根も隙間があり、歩き易い。ここまで来たら三角点茅野?(P481.4)、迄歩くぞと体調も考えないでナビの指示方向に歩き始める。
        
あまり手入れされていない薄暗い植林帯 植林帯から雑木林になった辺り


雑木林もジグザクに歩いていくと南東からの尾根と合流した。家で軌跡を見ると周回遊歩道から2つ目の分岐点からの尾根と思われた。私が歩いた尾根が歩き易いか、この尾根が歩き易いかよく分からないが、某氏が歩いた谷筋(危険と書かれている)より歩き易いと思われる。磁石を見ると三角点茅野(481.4m)は真西である?、ナビの指示通り西に向かうが荒れた尾根である。10:10三角点に着いた。測量用のポールが倒れていたので立てて記念撮影をする。
        
正面倒木の裏が山頂 展望もない荒れた山頂(山名は書かれてない)


体調を考えると引き返そうかと思ったが某氏の記録には田舎山山道と書かれていたので巡視路程度は確保されていると思ったのが大間違い、3市町分岐峰向かって歩くが鹿除けネットが邪魔で歩きにくい、この辺りは東方向が伐採されていたので展望は良いが某氏の地図ではこの谷筋を歩いてきたようだ?。

三角点茅野?から小ピークの手前辺り(鹿除けネットが張り巡らされている)の展望


ネットの横の獣道のような所をネットと格闘(腕時計やリュックがひっかるのである)しながら小ピークに着いた。小ピークから三市町分岐峰までは多少藪こぎ程度の道?である。三市町分岐峰は要注意である。最高点まで良い道なので歩いていくとそこからは遊歩道が出来ており加西市の方に下っている。真新しいベンチまで設けられていた。
        
山頂から下り小ピーク手前からP481.4を見る 三市町分岐峰迄の道の様子


三市町分岐峰最高点から少し戻り尾根道を捜す、地図と磁石を身ながらP469に向うが急勾配の下りである。下りきった辺りから広い道がになるがP429手前辺りから急に不明瞭となる、次の小ピークでは加西に下る道のほうが明瞭なので要注意である。P429の次のピークで道を間違え東に下る(半藪こぎ)、ナビと磁石でP456の方向を見るが遠ざかっているようなので小ピークまで戻りこれまた半藪こぎの道?を適当に歩く。
        
P469手前の歩きやすい道 P456手前の倒木地帯


P465からの道も不明瞭なところが多い、がネット沿いに歩く、しばらく歩くとネットから東屋が見えほっとする。東屋手前は倒木でネット横は歩かれ難かったので右斜面に下り適当に薄暗い雑木林を抜けた。ネットをどう乗り越えようかと東屋の横まで行くと久学寺への道の扉がある、久学寺への道は広いようだが薄暗く荒れている感じである。戸を開いて遊歩道側に入りベンチで昼食をとる。東屋の右側奥に笠形山?がうっすらと見えていたが写真では確認できない。
         
西尾根側から遊歩道の東屋を見る 尾根遊歩道側から東屋を見る


遊歩道は楽である雑木林も日を浴びてまばゆい、辺りの木々を眺めるゆとりがゆったり歩かせてくれた。東屋から 「ツツジと展望の小径」 を歩き始めると直ぐ 政鍛冶谷に下る分岐がある。昔、政鍛冶池に来たことがあるがその辺りに下るのだろうか??しばらく歩くとこの尾根最高峰(440m)に行く道がある、藪状のピークであるが踏み跡が有りイヤガ谷東谷と書いてある。様子見に行く気も起こらないので引き返し尾根道を歩いていくと東屋が見えてきた。
        
何とも癒しを与えてくれる遊歩道 展望所、真冬に朝日を見に来たい所である


展望所からの西側の尾根は残念ながら見えない!大和地区(中央)に大きな櫓がある、帰路分かったのであるが 「なごみの里山都=温泉」 であった。山々が見えるがどの山か確認できない!地図を見るとP433から笠形山の展望場所らしい、寄るのを忘れていたたため笠形山は昼食をとった東屋辺りで少し見た程度(多分笠形山とおもうのだが?)

この写真は展望東屋の少し北尾根から撮ったものである (獣除けネット沿から)


展望所を過ぎて下っていくと分岐がありイヤガ谷西谷と案内には書いてある、ネットの扉を開けて様子を見に行く、遊歩道である100mほど下ると公園近くの人家が見て来たので引き返し、尾根道に戻り丸太で造られた階段状の遊歩道を下っていく。途中西尾根が一部見えるた。苦戦して歩いてきたのが嘘のようである。

イヤガ谷西谷分岐から少し尾根道を下った辺りから見る周回してきた西尾根


階段状の遊歩道を下っていくと地図「B」点のやぐら=東屋に下れそうであったがそのまま遊歩道を下る、13:48周回遊歩道と合流する、駐車場脇の案内に小滝があると書いていたので歩いてみたが味気のない谷道で滝は見つけられなかった。足もうずいていたので小滝は諦め引き返した。
        
三角点茅野?正面の少し右尾根から歩いた? 大石良雄の石垣跡

周回遊歩道に下る少し手前で見えた。




駐車場に戻ってきたが、東の山裾の石垣が気になり行ってみると大石良雄の石垣跡と書かれていた。田舎は不便そうだが心が癒される風景が多い。住むと不便さを嘆く場所になるのだろうが・・・・体調も良くなかったが不明瞭な道もある西尾根を良く歩いたものである。神社は無かったが無事歩き通したこと感謝する。
P481.4の山名三角点茅と西脇の人が書かれているので間違いないと思ったが、何でも確認するようにと某氏から言われていたので聞こうと思うが人とで合わないのである。

大石内蔵助良雄はこのような山奥に稲作用の灌漑ダムを造っていたのである。赤穂浪士で有名だが飛地に領土を持ち稲作を行っていたと事を初めて知り、昔から生きるためには凄い工事をしていた事に感心させられた。

灌漑ダムの概要
造成時代は元禄時代としか書かれていない。
 提長:53.4m
 提高:8.2m
 貯水量:50,000トン
洪水吐はやぐら=東屋の下の岩盤を刳り貫いていて造られていた。


私ごとではあるが、この山歩きの2日後、母は他界した。母が生きている最後の山歩きとなった山である。



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