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大峰山−点名峰(宝塚)
(おおみねさん)−(てんめいほう)
552.3m  340.0m
                          
2009.07.31中山〜大峰山 大峰山:兵庫100山
                    
- 参考地図 参考標高 起点(Mapion)
日時   :2009.07.16(木)曇り メンバー :単独
歩行距離:約 所要時間:約時間分 登り:時間3  下り:時間分  

所要時間 :
大宝塚脇P10:10 →(林道) →巡視路10:27 →鉄塔10:42 →分岐A11:00→大峰山11:04 →十字分岐11:34 →満月滝(引返し)11:52 →十字分岐12:07 →分岐B12:29 →分岐C12:33 →点名峰13:36〜12:58  →(山麓道) →林道へ13:04 →林道分岐13:15 →大宝塚GC脇P14:00


朝起きると梅雨時期としては澄み切った青空が広がっていた。急遽山歩きに出かけることにした。何時出来たのか兵庫100山、その中に大峰山がある、2008年に武庫川渓谷を歩いた時、トンネルを歩かず脇道を歩いたため、桜の園から大峰山迄は歩けなかった。兵庫100山に選ばれてから機会が有れば中山から大峰山を歩く考えであったが、今日の暑さでは無理と思い、体調によっては大峰山−安倉山、満月滝−点名峰、更に欲張り時間と体力があれば検見山もと考えで出かけた。しかし、登山口に着いたのが10時頃であった。林道近くにすでに2台(関電)の車を止まっていた。車に気をとられ登山口、気がつかなかった。丁度巡視員が林道から出てきたので鉄塔に行く道を尋ねるとる林道から巡視路の道があるので直ぐ分かると言われ10時過ぎ林道を歩るいた。10時半前に巡視路に着いた。
          
登山口は車の少し手前、奥の林道から歩く 林道を20分近く歩くと関電の巡視路がある


明瞭な巡視路だが急登でジグザクな道である。17時頃まで晴れの予想であったので団扇と編み笠を被って来たのは正解である。無風状態だったので巡視路の登りは堪えた。スティックを持って団扇で扇ぎながらせわしない登山である。ジグザクの辺りの緑は心を癒してくれるが暑い! 15分ほどで鉄塔に着いた。鉄塔の下で四方を見渡すが西に行く道が見つからない?? 南が開けていそうなので景色でも見ようと南の道下ると5mほどで西に道があり大峰山の案内もあった。直ぐ西に向かった為、展望があるか確認すること忘れていた。
          
ジグザクの巡視路のクヌギ?の緑が爽快だ 鉄塔の下から南の巡視路を見る


ここからはなだらかな道だが曇り空になると緑も映えなく、趣のない道となる。展望など無いのでただ歩くだけである。11時丁度分岐Aに着いた。予定は一端大峰山に行き引っ返して安倉山に行く予定であったがこの緩やかな道なのに疲れを感じる。今日の蒸し暑さを考えて、安倉山は諦めることにした。(結果正解であった)、分岐Aから5分とかからず大峰山に着いた。展望もなくだだ広い、味気のない山頂である。何故か標柱にリボンが? 100山に選ばれたからかな? 休憩することもなく記念写真だけ撮って東屋まで下ることにした。
          
分岐A、左:安倉山、右大峰山 団扇片手に記念撮影、無風なので暑い


今までは平坦な道だったが、山頂を過ぎて少し歩くと、傾斜がきつくなり岩場も多くなるので団扇を扇ぎながらでは少し厳しい!、下りだから助かるがスティックを使いながら注意して下る、途中大きな岩があるがこの岩から西の展望が僅かに見えるのがこの山の唯一の遠望の出来る所である。
          
大きな岩場だが展望を楽しむ迄はいかない 左写真の岩場から読売GC方面を見る


急ぐこともないのでザレ地の多い道を注意深く下る。10時半過ぎ十字分岐に着いた。ここまで誰とも出会うことはなかった。この山の縦走・周回(南回り・北回り)は森林浴を味わうためだけの山の感じである。東屋に行こうか満月滝に行こうか悩んだ末、せめて滝ぐらい写真に撮りたいと左(南)の道を行く。道は少し荒れ気味で斜面になっているので団扇で扇ぎながら歩くのも気を遣う。沢に下っていくが滝があるはずだが水の音すら聞こえない!
          
十字分岐左:桜の園、右:大峰山、正面:点名峰 十字分岐左:桜の園、右:大峰山、正面:点名峰


11:45沢に下ってきた。沢での踏跡は分かり難いが峠経由大峰山・安倉山への道様子を見に行くと、思ったより明瞭である。直ぐ引き返し、沢の南にある案内を見て、満月滝まで沢歩きしょうかとも思ったが、水のない滝見ても仕方ない、少し考える。案内には滝見の道と遠見の道の方向が示されている。地図を見て遠見の道はP351に行く道と思うが点名峰(峯)への道倒木が多いらしいので行けるか気になるので引き返すことにした。12:07 十字分岐に戻ってきた。点名峰への道十字分岐点では林道のように見えたが明瞭だが斜面の道である。倒木は気にならない状態である。この辺りから気分が悪くなり出した。
          
左上に案内があるがこの沢下る気は起きない 十字分岐から点名峰への道


引き返しても大峰山までは急登である。頭にお茶をかけて団扇で扇ぎながらゆっくり歩く。斜面状の道ではあるが登りでないのが助かる。しかし傾斜した道を団扇で扇ぎながら歩くのは気が疲れる。「あ」地点は分岐のようだ左の道の木に黄色いテープにE文字が○の中に? 右の道は不明瞭だが赤と白のテープがある。右の道を少し歩いたが歩きにくいので引返し、左の道を歩く。左の道を少し歩くとすぐ分岐Bに出た、真っ直ぐは多分立会新田方面に下る道だろうと思いながら散策もせず右の道を歩く。
          
注意しないと滑る斜面状の明瞭な道 分岐B点、右の道を歩く、真っ直ぐは立合新田?


登り初めてまもなく分岐Cに出た案内があり、右は先ほどの不明瞭と思われた道に下るのであろう、「武田尾」と書いてある。右は「十万辻」と書かれた小さなプレートがつり下げられていた。気分は悪いがこのプレートで安心感が出てくる。分岐Cから直ぐ尾根の分岐に出た。尾根を左(西)に10mばかり歩くと点名峰(峯)のプレーとのある三角点に着いた、背丈の高い木で展望も風もない。着替えのためシャツを脱ぎ10分ほど団扇で身体を冷やす為、扇ぎ続けた。そのおかげか気分の悪さもかなり治まってきた。少しだけ昼食をとり13時前に十万辻に向かう、やがて狭いが林道らしき道に入る、狭い林道をノンビリと草花を探しながら歩くゆとりが出てきた。林道脇に小屋がある、近づくとトイレである。しっかりした状態である、何故こんな所に???
          
左奥の風車のような3つのプレーと?が気になる 丈夫に作られたトイレが?


山麓の平坦な林道なので団扇を扇ぎながらノンビリ歩く、林道でも途中で消えることもあるので少しは心配する。そんなとき林道は草に覆われた道に、一瞬道がなくなったかと不安がよぎる。が回り込んだらまた明瞭な林道で安心する。13:15頃、林道から左に林道の岐がある。長尾山荘方面の舗装林道?に下っているのだろうか!吐き気は治まっているのだが足の甲・裏が傷み、散策する元気はない、林道分岐を右に歩いていく。13時半頃、朝登った巡視路に着いた。鉄塔まで登って登山口に下る気力は全くなかった。14時頃やっと車に戻ってきた、とたんに雨が降り出した。相変わらず当たらぬ天気予報である。
          
林道と安心していたがこのような所もある 巡視員の車2台のため気がつかなかった登山口



熱中症、十分に気を付けたつもりであったが少し危なかった。何度か経験していたので早めに頭を冷やし冷静にゆっくり休みながら歩いたため持ち直したがこれからは気を受けなければ。
最近は近場の高取山やはり団扇を持って足腰を鍛えているが、歩く距離は今回の大峰山より長く標高差も高いのだが34度の時でも気分は悪くならなかったのだが・・・・精神的なものが大きく左右しているのだろうか!
巡視員の車は2台とも無かった、その辺りを探すと林道から南10mほどの所に大峰山登山口の案内があるが道はしっかりしているが笹で覆われていた。林道から巡視路経由で鉄塔まで歩いた方が道は良さそうである

この記録書いている時、一休みして山岳ニュースを見ると昨日、北海道で大勢の人が遭難(低温疲労とか?)し、10名の方が亡くなったと記事が出ていた。低山でも高山でも、熱中症や低温疲労という自然の力には人間は無力だ!。 山を歩くなら体力が弱ければ弱いなりの山を選び、日頃からしっかり自己健康管理をして、強引な山歩きは避けねばならないと思い知らされた。