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三川山
(みかわさん)
887.8m

                                                     
ふるさと兵庫50山
消費カロリー :1,060約kcal 兵庫100山
                     
参考地図    参考標高  起点(Mapion)
日時   :2006.12.16(土)曇り メンバー :単独 登山口 :香美町香住区三川(三川権現社) 
歩行距離:約6.0km  所要時間:約3時間50分 登り:約2時間12分 下り:約1時間35分

所要時間 :  シャクナゲの道は分岐点から山頂迄1600m辺りまで
三川権現社(P)9:05 →分岐9:13 →山頂迄2km9:30 →山頂迄1.5km9:56 →山頂迄1.0km10:30 →山頂迄0.5km11:02 →工事現場11:08 →山頂11:15〜11:20 →工事現場11:22 →山頂から0.5km11:27 →山頂から1.0km11:44 →山頂から1.5km12:04 →山頂から2.0km12:27 →分岐12:40 →三川権現社(P)12:55
  


久しぶりに日本海は晴れマーク、三川山に登ることにした。遠いので5:35に家を出る、三木の辺りから濃霧である(朝来辺りまで)、暗闇の濃霧は歳を取ると疲れる、R175−北近畿道−県道104−R312−R178−県道158を走って9時前に三川権現社に着いた。神社の少し奥に広い駐車場?が有ったのでそこに駐車させて貰う。気温は約6℃、意外と暖かかったので防寒着は持たずに9:05山頂に向かった。
広場から林道を歩き始めると入山禁止の標識が立てられている、登山道以外の山に入るなと勝手に解釈して歩き始めると直ぐ砂防ダムに着いた、右の石段を登って川を渡ると分岐があり左の道には”三川山A(シャクナゲコース)”、真っ直ぐ進む道には標識はなかった。Aコースを登って行く。
          
駐車地点から見る登山口 分岐点(Aコースを登る)


登り始めたらシャクナゲのトンネル、春の登山なら最高の癒しを与えてくれるだろうが・・・。シャクナゲの木は生育が遅いと聞いていたので木を折らないよう注意しながら急登の尾根を登り始める、尾根の両側から沢の水音だけが少し癒してくれる。
しかし厳しい尾根道である。雨が続いていたので注意していたのだが当然のように滑る、新調のズボン早泥まみれ、更に慎重(洒落ではない)に登って行くが鈴の音がならない、さっきの所で鈴の玉が無くなっていた。
1300mを過ぎた辺りでズボンに付いたダニに気づく、ここから10m歩いてはダニを払い、鈴代わりに声を上げながら歩く、最悪の登山道である。(シャクナゲと紅葉の季節は素晴らしいと思う)
          
まだシャクナゲのある山頂迄1000m地点 何処が道か分からない山頂迄1500m地点


登山道は尾根から外れてP456の麓回り込んで麓を歩くことになるが落ち葉に覆われた斜めの道となり横滑りに気を遣いながらゆっくりと登って行く山頂迄1800m辺り要注意場所。1500m地点では何処でも道状になる(テープや紐が至る所に有るので迷うことは無い)、相変わらずダニに悩まされ、ズボン等を叩きながら登って行く、笹林に入り植林帯を抜けると立入禁止の書かれた工事現場に出てきた。現場横の杉林を抜けるとジュクジュクの林道に出た。
          
笹薮の道も有る 左手前に登山道案内のある工事現場


凸凹の工事用道路を歩いて行くと今度はフェンスで通行止めで有る。右(写真では左)の杉の木を回り込んでフェンスを抜けると日高町からのNTTの専用道路に出た。工事用道路入口側を見ると登山道の案内がある、工事も考えてやって頂きいものである。
(ダニに悩まされ、滑りながら登ったてきた山頂近くがこの様な状況なので疲れがどっと出た。)
          
工事現場横の杉林を抜けた所の道路 工事用道路入口の立入禁止フェンス


三角点を探すと1つ目の建屋(NTT) の南にあった。展望もなく最悪の山頂である。2つ目のに建屋の裏に三川権現Bと大きな案内が立てられていた、道は良さそうであったが登る時確認した分岐(多分Bコース)、あまり良い道でなさそうだったので同じ道を休憩も取らず下山した。
          
建屋と建屋の南川にある三角点 工事用道路入口の立入禁止フェンス


下りは登りより滑ることに注意しながら、又ダニを叩きながら下る。消化不良を起こした気持ちである。ゆったりする雰囲気など全く起こらないまま砂防ダムまで下って来た。砂防ダムを下り13時前に広場に無事戻ってきた。広場林道側に水道があり、蛇口を開けると水が出た、顔を洗いダニを注意して着替えた。着替えたら13時を過ぎていたので蘇武岳行きは諦め、ゆっくり昼食をとり、三川権現社にお参りをして帰路についた。
          
急登を登り始めて直ぐから唯一の展望 1700余年前に開創されたと言われる三川権現社



今回は最悪の山歩きとなった。粘土質の道が多く、雨が多かった為か何処でも滑るのである。スティックに頼りがちに往復したので肩と太ももがパンパンに張ってしまった、また予期して無かった約3mmのダニ(山ダニだったかも)、山頂迄1500m辺から山頂辺りまで10m歩いてはズボンをはたきながらの山歩きであった。条件の悪い時に歩いたので最悪の山歩きであったがそれに輪を掛けたのが山頂周辺が工事とジュクジュクの工事用道路歩きである、途中の道は葉のない樹木等もそれなりの趣はある山であったこと誤解の無いように付け加えます。

自然のシャクナゲは成長が遅いと聞いている、山歩きをする人で草花を取る人は絶対に居ないと思うが写真を撮るため無理をして木を折ることがないようにしてほしい、あれだけ群生している所は数少ない貴重なシャクナゲ道と思う。(自然木かな?)