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法沢山
(ほうたくさん) 
645.3m
                          
計画登山の推測標高 所要時間は歩いている時間     兵庫100山
                    
- 参考地図 参考標高 起点(Mapion)
日時   :2010.06.9(月)晴れ メンバー :単独
歩行距離:8.4Km 所要時間:約5時間00分 登り:   下り:  

所要時間 :
林道分岐P@8:25 →(廃林道) →新林道出合8:46 →新林道終点9:01 →(北尾根) →境界尾根9:40 →尾根間違い →新林道終点10:13 →林道分岐P@10:38・・・・・・・・林道(車移動)・・・・・・登山口PA10:48〜11:01 →(登山道) →別新林道終点出合11:15 →(登山道) →山頂(3登山道探索)11:58〜12:46 →(登山道)→別新林道終点(散策)14:05〜14:09 →登山口PA14:20 →林道終点(引返し)14:25 →登山口PA14:35 


前日の予報が晴れだったので4時起きて法沢山を歩くことにした。5時45分家を出る、直ぐに霧雨が降り始めた!日本海方面行くまで分からぬ、とR175から北近畿豊岡自動車道を走り、8時半前に奥小野に着いた。舗装林道?入口に古びた法沢登山口案内版がある、林道途中で出会った地元の人に 駒返峠から法沢山に行きたいが分かりますか! と聞いたら 「4時間もあれば周回できるが、昨日も雨があり道は分かり難いので一般の登山口から歩かれたら!」 と言われた。天気も良かったので境界尾根から駒返峠へ行くことにした。林道分岐の少し手前の舗装林道脇に車を止め(P@)、カッパのズボンを着て8:25出発した。林道もしばらく歩けば先細りとなり、一本道になった。
          
左の草だらけの林道を歩く(登山口は右) 林道分岐辺りから次第に細くなり一本道になる


軌跡地図がないが2009年8月、59人もの団体さんが歩かれたのだからと安心して歩いていく、やがて林道と出会う??右側は真新しい林道だがどこから繋がっているのかは不明瞭!多分一般登山口への林道から造られているのだろう?林道出合から左側に林道を歩く、倒木もあり車も通っていない!9時頃林道終点に着いた。林道正面の激斜面を下り正面の急登の植林帯を歩けたら駒返峠まで約200mである。強引に激斜面を下り急登の植林帯を歩こうかとも思ったが時間的にも余裕があるので北の尾根に張り付いた。
          
林道出合 左に歩く 林道終点から左の急斜面を行く
まさかここに戻って来るとは思いもしなかった


急な斜面、草木はほとんど乾いていたが、手袋をつけて木に捕まりながら適当に歩く、途中遊歩道のような道が現れた。この辺りで山を甘く見始めたようだ。ときどき木の間から法沢山の尖った頭が見える。空は快晴に近いが風がなく暑い!昨日神戸の高取山(7.3km)歩いているだけにこの急登は堪える。10時40群頃、境界尾根?とおぼしき所に着く、地図と磁石とGPSで右に下れば駒返峠と確認して境界尾根らしくない境界尾根を下る。
          
極僅かだがこんな道?もある P509と駒返峠の中間辺りの境界尾根に出る


地図とGPSを確認しながら下っていく、歩き易い所もあれば歩き難い所もある境界尾根だ!境界の杭が確認できなかったので多少不安はあったがGPS指示方向に下っていく。9:50頃広い尾根に出てそこから激斜面になった所で地図とGPSを再度確認する。駒返峠迄約100mだ!急斜面の歩き易い所を木に捕まりながら下った。もう下った所が駒返峠思いこんでいた。急斜面の植林帯途中から林道が見える?谷迄で下ってGPSを見るが軌跡重なっていおり、 駒返峠は左の方である?、とにかく林道までよじ登る。登った瞬間頭の中真っ白となる、そこは先ほど苦労して北尾根にとりついた林道終点地であった。1/25000の地図を見るが境界尾根から、間違いようがないと思うのだが・・・(家で良く見ると僅かながら尾根になっていた)
          
境界尾根だが分かり難い所もある 境界尾根だが分かり難い所もある
斜面でも途中で磁石確認すべきであった


ヤブコギも経験している 傲り が山を甘く見たのである。引き返す気力は肉体的にも精神的にもない!自分に腹が立つ、目的地の目の前で尾根間違うか! と何度も呟きながら一般登山道から歩く事にして、朝と同じ道をP@迄引き替えした。10時半頃P@に戻り、走りたくない (林道で2度もタイヤバースとしているので) 地道の林道をゆっくりと走る、2つ目の林道分岐に案内があり草の茂った左の林道を尚気をつけて走る、11時頃階段のある登山口に着いた。登山口近くの林道脇に車を止めすっきりしない気持ちで階段を登り終えるとそこからは遊歩道である。登山口から小山を超えたら15分ほどで真新しい林道終点に出た。
          
一般登山道口 、奥に車を止めるPA 登山口から小山を超えたら林道終点に出た


この辺りから遊歩道は急登になる、雑木林の新緑も感激することもなくただ黙々と歩く。気落ちしているだけに、気力がない!ロープ持たなければ登れない所もある。新緑も感激することない(この辺りからイワカガミがある)、山頂近くになると道も更に急登となりロープを使って12時頃山頂に着いた。
          
新緑が素晴らしいのだろうが・・・・・ 花がなければ全く趣もないイワカガミ群生地帯


南東方向以外は霞がかかっていたが素晴らしい展望だ、久美浜湾、来日岳、高竜寺ヶ岳、磯砂山も見える。いい山ではある・・・・・が爽快ではあるはずの素晴らしい天気と展望だったが予定通りに歩かれなかった失望感は大きい!展望も感激することなく展望用の写真撮ってからゆっくりと昼食をとるが、旨いはずのおにぎりも旨く感じない。

山頂を南東から見る


山山頂からの300度近い展望         写真をクリックすると大きくなります


目的は計画通りに達成して、達成感を味わう物だとつくづく思う。食事していたら東から人の声がする、しばらくしてから久美浜から熟年4人組が登ってきた。大きな双眼鏡、高倍率なデジカメ、一眼レフデジカメラと私など顔負けする道具を持って大きな地図を広げて磁石で山を探している。登ってきた所を訪ねると布袋野から林道を歩いてきたが途中林の道が3つに分岐した辺りが工事中だったので南西の林道から適当に尾根に取り付いて登ってきたそうである。その道を300mほど様子を見に行ったが明瞭な道であった。南東の林道からこの道に入るのには初めてなら難しいと言われた。境界尾根東も明瞭な尾根に「布袋野下山口」のプレートがぶら下がっていた。 3方向に分かれた南の林道に下るらしいが、現在は登・下山できないようだ。
          


但東町方面に下る道もあったが急な下りなので散策は止めて駒返峠への道を探した、イワカガミが群生して入口が分かり難いい!少し分け入るとこれまた明瞭な境界尾根道だ!、途中はどうなっているか分からないが計画ならここから登って、山頂からの展望に感激しているはずなのだが・・・! 時間的にもここから下山して峠の石仏拝むのは無理と諦め引き返して13時45分頃遊歩道を下る、途中、少し新しい林道の様子を見に歩くが登山口方面の林道と分岐した林道に繋がっているようだ。ここまで車で来たら40分程度で山頂まで歩かれそうである。



14時20分登山口近くのPAに戻ってきた。足も腰も堪えていたが意地になってこの林道の終点まで歩いてみたら直ぐ山小屋?で林道終点だった。別荘を思わせる建物である。壊れた自転車も2台有り、林業関係者が泊まった所かも? 車に戻りゆっくり林道を下り、舗装道路辺りで奥小野のお爺さん達に(自分も爺さんだが)話を聞くと昔法沢山に植林をし、登山道を整備したと教えられた。お礼を言ってから帰路を急いだ。布袋野方面や但東町方面から歩くのには興味ある山だがもう二度と歩かないだろう! 山の展望は高竜寺ヶ岳と同じぐらい良い!この山も良い天気だったので癒してくれる山だったはずだが・・・・・