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東床尾山−西床尾山
 (ひがしとこのさん)   (にしとこのざん)
839.1m      843m

                                                     
消費カロリー:約1,500kcal 東床尾山:ふるさと兵庫50山
                     
参考地図    参考標高     起点(Mapion)
日時   :2006.11.08(水)晴れ メンバー :単独 入口 :−−−−− 
歩行距離:約9.8km  所要時間:約3時間50分 登り:約時間分 下り:約時間分 周回

所要時間 :
東屋(P)8:55 →糸井の大カツラ(登山口)9:05 →精錬所跡9:23 →尾根(分岐1)10:11: →分岐2 10:12 →分岐3 10:22 →東床尾山10:28〜10:37 →分岐3 10:43 →分岐1・2 10:51 →床峰の家10:53 →分岐1・2 10:59 →(尾根道) →P781 11:24 →西床尾山11:40〜12:10 →沢へ12:31 →西床尾山登山口13:18→ (舗装林道) →東屋(P)13:30  


予定していた東・西床尾山を周回するため5時前に起きる、外は真っ暗である。6時前に家を出てR175を走り氷上ICから新しくできた北近畿豊岡道路を走り山東JCで降りて、R427、R9を走り宮田の交差点から県道10を走る、不動の滝の少し先に西床尾山登山口らしき沢があったがそのまま奥に向かう、糸井の大カツラへの道と林道(通行止め)の分岐に駐車スペースのある東屋が有った。
東屋の脇に駐車し、準備をして東屋脇の案内を見ると 「東床尾山登山道は台風23号のため危険な箇所がある云々」 と注意書きであった。不安がよぎるが8:55山頂に向かう。10分ほど歩くと糸井の大カツラに着いた、国天然記念物指定と書かれてたが特に興味はないので左端の橋を渡った所の登山口から山頂に向かう。
       
東屋のある駐車地点 国天然記念物の大カツラ(左端登山口)


登山口からは快適な登山道で安心する、9:23 ベンチのある衣谷鉱山精錬所跡に着いた。案内を読むと 「古くから金鉱脈が縦横にあり掘れば必ず金が出る云々」 と書かれていた、ゆったり山歩きするはずが辺りの岩ばかり見て歩くようになる、しばらく歩くと金鉱のことも忘れ、ジグザクの道を黙々と歩いていた。歩いていく方向が気になり磁石を見るとほとんど西に歩いているようだ、10時頃は南に向かって歩いている、不安になってきた頃 「近畿自然歩道」 の標識がありほっとする。
       
ベンチのある衣谷鉱山精錬所跡 国天然記念物の大カツラ(左端登山口)


標識から5分ほど歩くと広い尾根に出た、案内には 「左は床峰の家(100m)、右は東床尾山(600m)」と書かれていた、尾根道に登ってきたようだ、何処で道を間違えたのかとぶつぶつ言いながら右の東床尾山に向かう、直ぐ西床尾山との分岐があった。西床尾山に行くためには又ここまで戻ることになる、仕方がないかと右の東床尾山に向かう。
       
広い尾根(分岐1地点) 東・西床尾山の分岐2(分岐1から直ぐ)


尾根道は快適である、ノンビリと思うのだが急いでいるようだ!直ぐ小屋のある小ピークに着いた。分岐標識があり 左:小滝1.8km、真っ直ぐ東床尾山:100m と書かれていた。右の尾根道を行くと直ぐ360度の展望のある山頂に着いた,、台風23号(2004年?)で崩壊したのか基礎だけとなった避難小屋跡が残っていた。早速南から登ってくるはずの道を探すが確認できない、鉄鈷山への道はしっかりとしていた。今は尾根に登ってくる道が正しいルートなのかも知れない。10分ほど展望を楽しみ 10:40山頂を後にして西床尾山に向かった。
       
分岐3(避難小屋?の有る小ピーク) 360度大展望の出来る東床尾山


東床尾山山頂から360度の展望(西床尾山、来日岳、粟鹿山、鉄鈷山程度の山しか分からなかった、中央が北)
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小ピークの小屋から小滝に下る道も良く歩かれているような道である。分岐1から床峰の家まで100mと書いてある、これは行ってみようと広い道?を下ると屋根だけが残っている “床峰の家”に着いた。ここも食事場所に良い所だがまだ11時である事や西床尾山からの激下道が気になり (2004年西寺山からの薮の激下り道を思い出す) 西床尾山に向かう、分岐2からしっかりとした尾根道を心地よい風を受けながらノンビリ?歩いていくが万が一のことを考えて落ち葉で分かり難そうな道には印を付けて歩いて行く、少し斜面を登り切ると展望のないP781に着いた。
       
尾根道から見るP781と西床尾山 P781のピーク風景


ピークから少し下って登り返すと山頂直前で左に展望が開ける、林道が東床尾山−鉄鈷山の尾根を分断しているのが見える。必要な林道なのかな!と目の前を見ると ”東床尾山70分” と書かれたピークに着いた、山頂らしいが道は真っ直ぐ南に向かっているので歩いていく。
       
      山頂直前から見る北東の展望    西床尾山山頂(山名確認物見つからず)   


少し下ると真新しい通信設備のある広い場所に出て来てきた、先ずは下山道を探す、雑木林の縁を歩き回るが踏み跡は確認できない、通信施設のケーブルが入ったパイプが南に下っていたのでこのパイプに沿って下っても下れるのかなどとしばらく考える、何処からか12時のサイレンが鳴り始めた、倒木に腰を下ろして今後どうする考えた末、引き返すことにした。家に連絡を入れて下山道が見つからないので引き返す連絡を入れてから真っ青な空の下で昼食とした、吸い込まれそうな青空を見ながら食事するのも粋なものである。秋の日だまりでゆっくりとしておきたかったが3時までには下山するため余裕を持って12:10ピークの東端を歩いて引き返す。ピークの東辺りで植林帯にハッキリした道が急斜面を下っていた。西寺山のことがあるので引き返すことも考えて注意深く急いで下る。標高250m弱ほど下ると沢沿いの道に出た。家に連絡と携帯を見るが電話は県外である、ナビもほとんど受信できてない状態である。
       
       西床尾山南の通信施設   昼でも暗い急斜面の下り道   


沢沿いの道からは大荒れの道である、適当に下っていくと “らいでんの滝” の案内がある、時間的に余裕出てきたので寄ってみることにした(道はない)、50mほど斜面を登るとほとんど水のない滝が、行く前から沢に水がないのだからと想像はしていた、(水のある時期以外は見る価値なし)沢道に戻り沢を右に左に渡りながら下っていく、小さな滝が心地よい音を響かせている、道は悪いが雰囲気の良い岩場もあり、迷うこともなさそうなので安心して心地よい水音を聞きながらゆっくりと下る、13:18登山口に出てきた、この登山口も東屋が有ったと思われる跡が残っていた。舗装林道を登って13:30東屋のある駐車地点に無事戻ってきた。平日には珍しく私の車の横に1台車があった、大カツラを見に行ってるのかも知れないが?
       
        荒れた薄暗い沢沿いの道   今は案内板もない西床尾山登山口(正面)  


今年1番の天候に恵まれた山歩きをさせて貰った、期待と不安で登った山であったが360度の展望や快適な尾根道、通信施設での日だまりと吸い込まれそうな青空、今日も良い山歩きをさせて貰った。



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