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原山〜鎌倉山 (加西)
(はらやま)   (かまくらやま)
497.1m    452.7m
                          
釈迦如来から鎌倉山の法起大菩薩迄は2006.4.14鎌倉山を見てください。 鎌倉山:兵庫100山
                    
- 参考地図 参考標高 起点(Mapion)
日時   :2008.04.15(火)晴れ メンバー :単独
歩行距離:11.5km 所要時間:約5時間50分

所要時間 :
普光寺P8:00 →行者道登山口8:21 →ピーク(釈迦如来像)9:38 →合流点9:43 →(近道) →分岐A(原山への)9:55 →小天井10:02 →原山10:53 →A地点(注意)11:06 →周回道11:37 →ピーク(大日如来)11:47〜12:30 →東の覗き12:37 →柳峠12:48 →ピーク((孔雀明王)13:20 →鎌倉山(法起大菩薩)13:24〜13:33 →西の覗き13:50 →鎌倉神社13:57 →鎌倉登山口14:19 →普光寺P14:47


鎌倉山が様変わりした様子である。石仏と触れてみたい心境で2度目の鎌倉山に行くことにした、主目的は行者道と原山を歩くことである。身体の調子が良ければ鎌倉山まで足を伸ばそうと少し早めに家を出た。花粉症で昨晩あまり寝てないことが気になったが!途中から普光寺に下る道も有るので気が楽である。8時前に普光寺登山者用駐車場に着いた。登山者用駐車場横の運動場は2年前と変わらないゲートボールの響きが静けさの中に響いていた。2年前は桜満開であったのだが今年は早く咲いたようでもう散っていた。準備をして8時丁度に行者道登山口に向かった。河内町には2箇所案内があり迷う事無く登山口に着いた。天理教建物横から行者道を歩き始めると鳥居の有る護摩本堂着いた。風もなく暑い、寝不足と花粉症でからだが怠い、原山まで歩けるか心配である。
          
登山者用駐車場 登山口から200m弱にある護摩堂


暑いので護摩堂でトレーナーなど脱ぎのんびり行者道を歩く、護摩堂から直ぐ愛宕神社があるが岩場に小さな祠があるだけである。手を合わせ少し歩くと岩の間に石仏が案内にも載ってないようである、この辺りから新芽とミツバツツジが何となく元気づけてくれた。
          
護摩堂から直ぐの所にある愛宕神社 愛宕神社横の石仏(案内にも載っていない)


これらの石仏は明治35年に祀られたようだ(詳しくは加西市役所HP見てください)石仏からまもなく左手に鎌倉山と高畑展望所が見える、鎌倉山は法起大菩薩まで見える、調子が良ければ山頂の様子見られるだろうとゆったりと整備された行者道を歩いていく。道から少し離れた岩場に普道明王が祀られていた。真っ青に晴れわたった下、最高の雰囲気である。
          
行者道途中から鎌倉山を望む 不動明王


緩やかな行者道である。不動明王を過ぎると左手に小さな普賢菩薩が岩の合間に祀られている。少し勾配のある道から振り向くと南の展望が広がり出す、更に上り詰めると弥勒菩薩が祀られた広い場所に出た、振り返ると南の展望は更に広がり、なまっていた身体も少しは元気になる。
          
岩場の合間に祀られた小さな普賢菩薩 良いところに祀られた弥勒菩薩


弥勒菩薩から見る南の展望、登山口からの尾根、右端尾根の先端は河内城跡
画像をクリックすると大きくなります−−−2017/9/3(画像訂正しました)−−−


行者尾根はミツバツツジ満開である、それとこの日は飛行雲が幾重にも通り過ぎていき青空と白い線と枯れた木が何とも言えない心地よい景色を見させてくれた。少し傾斜のある行者道を登っていくと、9時半過ぎ見覚えのある釈迦如来の祀られたピーク389に着いた。 「ここから鎌倉山までの石仏等は ここ をクリックしてください」 ピークから鉄塔の下をを抜け普光寺からの登山道と合流地点を通過し、大天井に向かうが石仏もないので近道を抜けることにした。
          
行者道の至る所に咲くミツバツツジ 大天井の西麓を抜ける近道


大天井を歩かない近道を抜けると直ぐまた小天井の南麓を抜ける近道がある、原山は小天井の境界尾根からのようなので小天井に向かう、近道から直ぐ右に明瞭な道がある(分岐A)。原山への道かも知れないと少し様子を見る、明瞭な道であるが小天井から境界尾根がどのような状態か分からないので小天井まで行ってみた。10時過ぎに小天井に着いたが原山への道はない!雑木林は密集していないので適当に歩いているようだ!歩き易いところを選んで雑木林を下る、しばらく適当に下ると分岐Aからと思われる明瞭な道に出てきた。(地図上の北西の波線は確認できなかった)
          
原山への道と思われる分岐A 小天井から原山に向かう雑木林(道不明瞭)


ここからは明瞭な尾根道で途中土盛りしたような道もある。全般的に道は荒れており多少わかりずらい所も有る、道跡は全般的に広いので昔は良く歩かれたと思われる。地図の北西から南東に横切っている波線箇所(鞍部)で道を探すが波線の道は確認できなかった。北に向かう尾根に入りしばらくすると古い倒木箇所があるがそこを抜けると直ぐ原山の山頂である。
          
盛り土されたような原山の道 原山直前の倒木


山頂から北西方向(下三原方面か?)と北北東方向(地図の波線部分と繋がっているのか?)にテープがあり踏み跡も確認できる。北東から東にかけて木が伐採され展望は有る程度確保されていた。記念写真だけ撮り直ぐ引き替えした。戻りは割と楽だと調子に乗って歩いていると南東の尾根道に下りかけた。??コンパスとナビで調べる。小天井は不明瞭な方の南西の尾根である。注意する必要がある尾根である。小天井近くの明瞭な道から雑木林に潜り込む、適当に歩いていたら小天井の西側の周回尾根道に出てきた。東ののぞきは通過し、柳峠まで一気に下る体調悪くなさそうなので鎌倉山に向かう。ここからが孔雀明王まで急登である、腰と足が痛み出す、休み休みゆっくりと山桜など写しながら登っていく、13:20孔雀明王のピークに着きそこから5分弱で鎌倉山に着いた、なんと丸坊主ではないか!360度の展望である。
          
原山山頂(右側の木が伐採されている) 丸裸にされた鎌倉山山頂と双眼鏡


360度の展望は爽快ではあるが最近整備されたのだろうか少々伐採しすぎである、おまけに双眼鏡まで設置している。観光地でないのだから少々やりすぎの感がある。

南から北にかけての展望、中央あたりに深山の通信塔が目に付く。右奥は笠形山か?
画像をクリックすると大きくナエいます


北から南の展望、正面は行者道の尾根、その奥に明石大橋、雄岡山や雌岡山が見えるようなのだが霞んで双眼鏡でも確認出来なかった
画像をクリックすると大きくナエいます


2年前は河内城跡迄下ったが今日は鎌倉登山口に下る、急勾配を下ると西ののぞきがある、右から覗き込むがこういう場所は苦手である、どこかがキュンっとすくみ上がるのである。左に案内があり役行者像が見えると書いてある!のぞいてみる、カメラだけ手を伸ばして写真を撮って鎌倉寺に下る。途中、役行者像の岩の下に行く道があったので行ってみるが頭上に覆い被さったような巨大岩板である。ここもいい気がしない、岩が崩れたらおだぶつである、写真だけ撮って早々に引き返した。
          
西ののぞきの役行者像(○内) 西ののぞき岩下から鎌倉谷を望む


西ののぞきから直ぐ鎌倉寺がある、本道の中は施錠されてみられない、西側に祭られている祠?に今日も無事下山できたと手を合わせてジグザクの杉林を下る。杉林を下りきった所の林道に出てきた。ここが鎌倉山登山口である。荒廃したビニールハウス跡を?過ぎると萬度供養塔が建てられていた、横には確か明治39年と書かれていたと思うが・・・
          
鎌倉寺、本道はこの右にある 登山口案内板近くにある萬度供養塔


供養塔を過ぎると柳峠からため池を抜けてきた道と合流する、ここに大きな案内板がある。鎌倉谷を南下しP250の尾根裾から普光寺に14:47に戻ってきた。P250の尾根の波線は案内はないが道はあるようであった。
駐車場居着いた時はゲートボールしていた人たちもおらず静かな場所になっていた。
散歩にこられた老夫婦に西ののぞきの役行者像のこと聞いてみたが「地元出身者が明治中頃お金を出して足場を組んで石像を岩盤に彫らしたとか!」もっと歴史的に古いものかと思っていたが明治35年に蓬莱山普光寺・明星院住職行者道を整備された時に東・西ののぞきの巨大岩盤に役行者像を彫ったのではなかろうか・・・
今日は快晴の天気の中、仏巡りをさせて貰い、あちらこちらに咲くヤマザクラ・ミツバツツジ、次から次へと現れる飛行雲が見られ、良い山歩きをさせて貰った。

松と桜、有り難い表現をして頂いたので写真をリンクすることにしました。
  写真

「山桜 両手を広げ 後ろで支え貰ってほほえんでいる まさに夫婦愛の様子で・・・・・・
老いてはこうありたいものです」
原山、誰がつけた山名なのだろうか!2001年西脇の山を知り尽くした人は貴船という名でWebに公開している。国土地理院地図ではこの山は点名貴船となっていた。西脇で一番高い山だそうである  2013.1


原山、誰がつけた山名なのだろうか!2001年西脇の山を知り尽くした人は貴船という名でWebに公開している。国土地理院地図ではこの山は点名貴船となっていた。西脇で一番高い山だそうである  2013.1








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