展望所(巨岩の上)から東方向を望む(左から朝来山、青倉山、粟鹿山)

尾根道

望のない山頂

紅葉のトンネル わびしい感じの尾根
陽に輝く紅葉 風格のある本殿
岩屋観音まで続く石畳の参道 岩屋観音の鐘楼(登山道は鐘楼の奥から)


陽を浴びて輝く紅葉は素晴らしい、分かっていたら三脚と大きなカメラ持ってきたのにとぶつぶつ言いながら写真を撮りはじめる。山登りに来たので後は帰りにと急な階段を登って山頂に向かう、本殿では木魚とお経の声がしていたので中に入らず山頂に向かおうとしたが本殿から道がない、少し探すと鐘楼の横から沢沿いに道らしきが見えた。
先日、鷲原寺の奥に立てられていた“入山禁止”の立札は松茸シーズンだけと確認していたので登ることにした。朝7時家を出て10時前に鷲原寺の横を抜けて岩屋観音駐車場(行者岳登山口)に着いた(5〜6台は駐車できそうである)。準備をして9:58山頂に向かった。山門を潜るとすぐ屋根のある橋がある。
登ってきた尾根道とは一変して左側急斜面の急な下り道である。昨年6月登山道から滑落した人がいた記憶があったがこの辺りだろうか?等と考えながら注意深く下っていく、5分ほど下ると右手に “多々良木 わんぱく教室”のプレートが木から吊されていた、後ろの岩に登ると東側の展望が目の前に広がった。眼下には多々良木ダム湖、遠方には左から朝来山、先日登った青倉山、その奥に粟鹿山が望めた。気持ちのいい展望所である、この岩の上でお決まりの昼食とした。1時間近く展望と昼食を楽しみ12:43展望所を後にした。
岩屋観音は山門や屋根のある橋から重みが感じられた、どの様な建物か気になる。緩やかな石畳の参道を登って行く、10:30岩屋観音に着いた。ちょうどモミジが見頃で素晴らしい、鐘楼の横の小さな神殿にお参りして紅葉の写真を撮る。
急な階段を下りと鐘楼の横に山頂迄2kmの標識があった。沢沿いを登って行く、ここからは石がごろごろした荒れた道になるが紅葉のトンネルの気持ちの良い道となる。雑木林にモミジの木が多い、手当たり次第にデジカメに納める、写真ばかり撮ってなかなか先に進まれない、急ぐこともないのであちらこちらを見ながら登って行く、11:07登山道が崩壊した所に来た、急斜面を10mばかり横切って登山道に戻る。この辺りから植林帯になる、面白みのない杉林を登って行くと山頂迄1kmの大きな標識がある、ここから尾根に向かって直登になり11:28尾根についた。

左植林帯、右雑木林の尾根道進んでいくと標識のある小ピークにやってきた、地図上では破線がここ登ってくるように書かれているが踏み跡はほとんど分からないし今まで左に分岐らしい道も気が付かなかった。ここから広い平坦な尾根道となる。広い尾根道を歩いて行くと道の先に大きな反射板が木々の間から見える、山頂のようである、短い登道を登ると展望のない山頂に到着した。山頂の直ぐ東には大きな反射板ある、囲いの脇から通信塔のある粟鹿山が少し見える、そこ以外展望はない。HPで山頂の少し北に展望所があると書いてあったの行ってみることにした。

食べて直ぐの急登は苦しかったが山頂からは快適な下山である。尾根から植林帯を抜け雑木林に入るが曇り空となって輝いた紅葉は見られなくなっていた、登る時に撮っていて良かったと思いながら落ち葉の道を滑らないように下る。岩屋観音で登る時本殿にお参り出来なかったので本殿に寄ることにした。中にはいると軋み壊れそうである(何時頃建てられたのであろうか?)、階段を上って神殿の祭られている部屋に戸を開いて入る。真っ暗である(当たり前か!)お参りをして外に出ると日が差して紅葉が輝きだした、又写真を30分ほど陽が曇に隠れるまで撮っていた。鐘を一つ鳴らして石畳の道を下り、14:18駐車場に戻った。今日も快適な山登りと素晴らしい紅葉を鑑賞させて貰った事を感謝して帰路についた。
帰ってから岩屋観音堂を調べたが県、市、町等の指定文化財には指定されてないようだ。
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年度別登山リスト

参考地図
参考標高
起点(Mapion)
a 走行距離 所要時間
往路 約 km 約 時間 分
復路 約 km 約 時間 分
★日時
★登山口
★同伴者
★参照地図
2005.11.24(木)晴
朝来市岩津(岩屋観音(P))
単独
国土地理院【但馬新井(北東)】

兵庫100山

ふるさと兵庫50山

所要時間
行者岳登山口(P)9:58 →岩屋観音10:17〜10:27 →登山道崩壊地点11:07 →山頂迄1km地点11:22 →尾根11:28 →山頂11:46 →展望所11:56〜12:43 →山頂12:58 →尾根13:03 →岩屋観音13:04〜13:38 →行者岳登山口(P)14:18  
行者岳
(ぎょうじゃだけ)
786m
行者岳登山口(岩屋観音駐車場) 登山口の山門と直ぐ奥の屋根のある橋