八幡神社から倒木で不明瞭な道あり、大岩があったり、明瞭な道になったり、遊歩道を登ったり下ったりの一日であった。展望もない山であったが何となく良い山歩きをさせて貰った気持ちになる。

この遊歩道は平成18年に「新ひょうご森づくり」に基づく里山林再生林事業」で造成されたものである:現地案内より。
兵庫県は里山や荒廃林の保全用にH18年〜H22年まで県民緑税を徴収している。県民緑税は台風で倒木した木材の整備や崩壊した森林の整備のための税金と思っていたが、このような遊歩道の造成にまで使っているのか!! いろいろあるがしっかり管理して有効に使用してほしいものでる。

★日時
★登山口
★メンバー
★参照地図
2008.02.29(金)晴れ
加西市谷町(八幡神社近く)
単独
国土地理院【北条(南・北東)】
参考地図
参考標高
起点(Mapion)

消費カロリー :約1,610kcal

歩行距離 所要時間
散策 約12.7km 約5時間45分
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歴史の森案内図

下山点(Mapion)

所要時間
農道脇P9:00 →八幡神社9:11 →道標(分岐)9:25→十字分岐9:40→(P285)→偽分岐(石柱)9:56 →十字分岐10:19 →大岩10:22 →尾根最高峰337m10:49 →愛宕山10:58 →河上神社11:43 →愛宕山12:07〜12:33 →ゆるぎ岩12:57 →A点13:44 →B点引返13:54 →A点14:06 →奥池14:15 →高峰神社14:20 →行者岩途中14:23 →車道14:34 →農道脇P15:10

やまあそ氏からこの加西の山は無名山であるがわりあい面白いと教えて貰い、歩いてみることにした。7時頃家を出て9時前に八幡神社辺りに着いた。登山口が分からない、地元の人に八幡神社と八幡神社から高峰神社まで歩かれるか訪ねた。 “権現堂に下る道はあるが尾根道を歩くのは難しいのでは” と言われた。やまあそ氏は道無き道を良く歩いておられる方、一寸不安になる。お礼を言ってから八幡神社近くに車を止め準備をして八幡神社に向かう。農道から神社に行く角に「乳の井戸;がある。ここから八幡神社本堂からと西側から歩く道がある。本堂から歩くことにした。階段の所に「市指定:ふるさとの森、森林名:八幡神社の森」と立て札が立てられていた、階段を上るが登るだけで息が切れる。

神社でお参りしてから右から奥に行く(左に道がある)、少し歩くと分岐があり石仏の彫られた道標がある、右は若井、左は読めなかった。右の様子を見に行く、直ぐ藪状となり引き返した。元の道から尾根を歩くとまた分岐があり、寄り道をすると直ぐ分岐があり、右は先ほどの分岐からの道と繋がっているようだ、左は明瞭であり、登るときに聞いた権現堂に行く道かも知れない? 直ぐ引き替えして尾根道を歩いていくと地図に波線のある十字分岐に出てきた、真直ぐの道を登って行くとても歩ける状態でないピーク(P285)であった。

引き返して斜め右の明瞭な道を少し歩くP285から下ってきた道と合流していた(P285を迂回している)。のんびり歩いていくと偽分岐(やまあそ氏によると昔は木柱があったそうである)右も明瞭な道、であり歩くと直ぐ石柱が立てられてあり、その先は(東)藪にである、引き返して北西の尾根を歩く。しばらく歩いていくと地図の波線のある十字分岐に出てきた、東西の波線は踏跡のある道である。ここは寄り道せずに尾根を歩く。

十字分岐からまもなく大岩がある愛宕山側から見ると首無し石像とクワガタ虫に見える石である。某氏のように岩で遊ぶ余裕はない!(詳細な岩の説明はやまあそ氏見て下さい)、倒木などで分かり難い所もあるあるが十字分岐からは赤杭と古い白境界杭を頼りにゆっくり歩く。人工で盛られたような尾根もある。

この尾根最高峰の337m手前では倒木で道が分からない所があるが乗り越えるとほっとする明瞭な境界尾根が続いていた。ほっとしたり不安になったりする尾根である。やがてなだらかなピークに着いた。この尾根最高峰のP337である。三角点も展望もなく荒れた何もないピークであった。朝の予報で “今日は花粉が飛ぶ” と言っていたので出発したときからマスクをつけて歩く、吐く息でマスクが濡れるので更に息苦しくなり大変である。これからこのような姿で山歩きするのである。

P337からは明瞭な歩き易い尾根となり遊歩道に飛び出した。真新しいベンチがありその左にはこれまた新しい立派な案内があった。左は高峰神社、右はゆるぎ岩と書かれていた。ゆるぎ岩を見るため右に行く。下り始めると直ぐ案内があり、左はゆるぎ岩への遊歩道、真直ぐは案内のない山道があった。様子を見るため山道を下ることにした。下っていくと分岐があり左右とも明瞭な山道である。右の山道の様子を見に行く、山道沿いに白いテークが張られていた? 松茸山? 明瞭な道でどこに下っているのか気になったが途中で引き返し、先ほどの分岐kら遊歩道には戻らず真っ直ぐ山道の様子を見に行く、歩き始めて直ぐ火事跡に出てきた。林道が見える。林道まで下ってみることにした。

林道に出たが案内はなく「松茸山につき9月15日から11月15日の期間入山禁止:下若井町区長」の立て札が立てられていた。林道の様子を少し見に行くと遊歩道への案内(山頂まで440m 11分)があった、その横に「松茸山は個人の山に付入らないで下さい、入ると罰せられます 畑町区長」と書かれていた。税金で山を公園にしていて入るな!とは無茶苦茶である。期間は書いてないが松茸の季節でないのでここから入ってみることにした。遊歩道にはいると分岐だらけである、もうどう歩くかは気分で歩いていく、河上神社の案内が目に付いたので寄って見ることにした、案内に従って歩いていると 「?大明神」 が祭られていた。手を合わせて河上神社に向かう。

林道に下り少し歩いていくと朱塗りの鳥居が見えてきた鳥居は短く直ぐ河上神社本殿についた。手を合わせ右横の竜を従えた炎をがでている像(不動明と思われる)がある、神社の裏に鏡岩があるのだが気が付かず引き返した、一見する値打ちがあるらしい、残念である。 河上神社から少し戻ると杉山へ遊歩道があったので歩いていく一度歩いた遊歩道に出てきた。山頂から高峰神社に下るため山頂に向かう。12時過ぎ愛宕山山頂に戻ってきた。 昼食を中、地元の方が高峰神社から二人で登ってこられた。グループで登山する為の下見に来たそうである。少し山の話をしてから高峰神社に下った。途中分岐から奥池に下り神話の道から河上神社方面の道を歩き、分岐からゆるぎ岩に向かった。13時頃ゆるぎ岩に着いた、ゆるぎ岩の逸話が書かれていた。道は東に続いていたのでどこでも良い迷うことはないと歩いて行く。

道は鋭角に西に下り始め神話の道に出てきた。奥池の堰堤に寄ってから山頂−高峰神社間のA点まで登り返した。階段の遊歩道である、A点から同じ道を下り始めると高峰神社へ下る分岐があった、違う道を歩きたいので左の道を下る。尾根の途中で左に広い道は下っている!尾根道は踏みとはあるが藪状態になったので広い道を谷に下る。枯れ葉の深い絨毯のような道をジグザク下っていくが谷沢辺りで笹の藪に突き当たる。探しても両側の尾根に獣道程度しか見つけられない?ナビと地図と磁石を調べるが高峰神社へはかなり方向が違っている。急な道を戻る、遊歩道にこの案内ははずしてほしいものである。14:20高峰神社に下ってきた(神社裏(北側)から東に広い道があるが行き止まりだそうである、地元の老人に確認)境内にはなぜか土俵が!神社からまた行者岩に寄り道をする、道沿いに祠が並ぶ!行者岩へ行きたかったが車道かなりの距離歩いて八幡神社まで戻らなければならないので途中で断念する。薬師堂?脇からグランドに下り、獣除の柵を(扉は開かない)乗り越えて車道に出た。

高峰神社手前から重ねため池の奥池堰堤から愛宕山を望む、南斜面は松食虫に壊滅されている山であるが遊歩道の道は良い雰囲気の松林である。春、暖かい日が差していたら寝ころんでいたい堰堤である。

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年度別登山リスト

愛宕山 (加西)
(あたごやま)
312m (現地表示値より)

土手の下には乳の井戸がある

八幡神社本堂(左から歩く)

石仏が彫り込まれた道標のある分岐

十字分岐、斜め右の道が正解

偽分岐?昔は木柱があったらしい、東は藪

十字分岐 左:畑町、右:若井、歩かれるか?

胴部分の像とクワガタ(雌)に見えるの大岩

人工土手のような尾根道

尾根にはこんな所もが々ある

三角点も展望もない荒れたP337の山頂

尾根から出てきた遊歩道、(愛宕山山頂)

林道に下ってきた所(山火事の跡である)

遊歩道の案内と、入山禁止の立て札

遊歩道脇に祭られた ?大明神

河上神社、この奥に鏡岩があるらしい

ゆるぎ岩、善人は押したら動くらしい

高峰神社(歴史ある神社のようだ)

行者岩への道、途中で引き返す

奥池(重ねため池)の堰堤から真東の愛宕山(中央)を見る